2010年03月06日
東京染め物語博物館



来てみたかった場所。
神田川沿いを高田馬場方面に歩いていくと、黒塗りの塀に囲まれた雰囲気のある古民家が現れました。
『見学したいんですが、受付どこですか?』
『こっちこっち!受付なんてない!タダやし入って入って』
っと江戸っ子のおっちゃんが出迎えてくれました。
早速作業場へ。
今日は作業がないんでしょうか?
人がいなくガランとしてます。
「普段は二階の作業場使うから」
そうなんだ!!
見学できる作業場も道具も使い込まれて、なんとも言えない味。
裸電球がぶら下がって、ねじ回しの時計がホコリを被りながらチクチク音を鳴らしてます。
昔は、浅草で染色をしてたみたいですが水を求め大正3年神田川沿いに越してきたみたいで、昭和初期まで目の前の川で染料を洗ってたらしいです!
染色の工程を細かく説明してくれて、何千枚とある型紙を見せてくれて、道具の使い方から『何故染める時に使う板がもみの木なのか』『型紙は三枚を重ねて彫るのは何故か』っと事細かに教えて下さいました。
おっちゃんが面白くて2時間くらいお喋り。
日本人が見学に来るのが珍しいみたいで日本好きの外国の方が、来ることが多いとか!
ここでは、ふくさのみやけど染色の体験談もできるとか。
他にも、何千種類の型紙を選び好きな色で一反染め上げ→仕立てまでしてくれたりもするみたいです!
染めだけだと柄にもよるけど5万〜18万。小紋が安いみたいでした。そして仕立てが24000円。
『普通、オリジナルを20万で作れないよ〜!』
相場がわからないけど。呉服屋、デパートなんかよりかなり安いみたいです!
サザンの桑田佳祐や、吉永小百合、美川憲一の着物も制作したのかパネルが飾られてました。
オリジナルで着物を作れるってのは、夢ですね〜。
作ってみたい方は、是非行ってみてください!
今日のウォーキングは往復4時間歩いてました。
筋肉ついたかな?
Posted by ヒヨリ at 10:51
│東京散歩